12月18日(土)・19日(日)、農商工連携プロデューサー育成塾第10回研修会が実施されました。(18名の受講生の内、17名参加)
今回は、現地実習として宮城県大崎市にある東鳴子温泉にうかがい、同エリアをはじめとした、鳴子温泉郷の地域づくりについて学んで来ました。
日本有数の温泉地である同エリアは、住民の垣根を外した一体型の地域づくりを目指し、農・商・工そして観光業が連携している地域でもあります。
今回は、東鳴子温泉の「現代湯治」や「地大豆湯治」をはじめ、「鳴子の米プロジェクト」や商店街の取組み、地元農家とレストランの連携など、多彩な地域づくりの事例を伺いました。
それぞれの取組みは、トライアンドエラーを繰り返しながら、また、来訪者や外部の方々を巻き込みながら行っておりました。ひとつのアイデアから、企画を進め、広げていくポイントを考える参考になったのではないかと思います。
2日目のケースディスカッションでは、なぜ同エリアがこのように多数のイベントを行うことができたのかを「資源発掘・動員」「ネットワーク」「場」といった観点から分析しました。さらにそれを踏まえて、「現代湯治」というコンセプトで東鳴子温泉での新しい取組みの企画を立てました。
受講生の皆様からは、「ネットワーク」や「場」といった観点を分析することで、成功要因をより理論的に考えることができた等のご意見もいただき、非常に有意義な研修であったと思っております。
<日時>
平成22年12月18日(土)13:00~16:45 12月19日(日)9:10~16:45
<実施場所>
東鳴子温泉旅館大沼、好日館 等
<実施内容>
■12月18日(土)
13:00~16:45
<主な内容>
・開講式・オリエンテーション
・東鳴子温泉の取組の講話
・東鳴子温泉や地域農家との連携について 等
■12月19日(日)
9:10~16:20
<主な内容>
・鳴子温泉地区の様々な取り組み 等
・受講生、受入先の方々を交えたケースディスカッション
・アンケート記入・閉講式 等